ルカ 23:13-31              小牧ホープチャペル

「罪から神の義へ」                     藤野純一

テーマ 人間の徹底した罪深さと、それに対する神の解決は?

先回のメッセージ  キリストの裁判の前半  ユダヤ人の議会で。

イエスが、「私はキリストだ」と言われた。 → 神を冒瀆した。 死刑だ。

  「イエスがキリストであるはずがない。」↑

きょうのメッセージ  キリストの裁判の後半  ローマ総督ピラトの官邸で。

ユダヤ人が、「イエスを死刑にしてくれ」と訴える。

イエスに敵対する人々  v13-25

総督ピラトは、「イエスは白だ。」        ・・・・・・・・・・・・・ 〇

ユダヤ人の指導者たちと、民衆は、「イエスは黒だ。」 ・・・・ ●

v14 ○<「おまえたちはこの人を、民衆を惑わす者として私のところに連れて来た。私がおまえたちの前で取り調べたところ、おまえたちが訴えているような罪は何も見つからなかった。」

v15 ○<「見なさい。この人は死に値することを何もしていない。」

v18 ●<しかし彼らは一斉に叫んだ。「その男を殺せ。バラバを釈放しろ。」

→ マルコ 15:6-7 <ところで、ピラトは祭りのたびに、人々の願う囚人一人を釈放していた。そこに、バラバという者がいて、暴動で人殺しをした暴徒たちとともに牢につながれていた。

→ マルコ 15:11 <しかし、祭司長たちは、むしろ、バラバを釈放してもらうように群衆を扇動した。

Q: なぜ彼らは、ここまで執拗なのか?

v20 ○<ピラトはイエスを釈放しようと思って、再び彼らに呼びかけた。

v21 ●<しかし彼らは、「十字架だ。十字架につけろ」と叫び続けた。

この執拗さ。なぜ! 

v22 ○<ピラトは彼らに三度目に言った。「この人がどんな悪いことをしたというのか。彼には、死に値する罪が何も見つからなかった。だから私は、むちで懲らしめたうえで釈放する。」

v23 ●<けれども、彼らはイエスを十字架につけるように、しつこく大声で要求し続けた。そして、その声がいよいよ強くなっていった。

結論  もう手に負えない。

v24 <ピラトは、彼らの要求どおりにすることに決めた。

ピラト: 一番大事なのは、ローマの総督としての地位が安泰であること。

(26節をスキップ)

イエスに同情する人々  v27-31

v27 <民衆や、イエスのことを嘆き悲しむ女たちが大きな一群をなして、イエスの後について行った。

v28 <エルサレムの娘たち、わたしのために泣いてはいけません。むしろ自分自身と、自分の子どもたちのために泣きなさい。

v29-31 

v29 「身軽に逃げられる人は幸いだ。」 大変な災いの日が来るから。

v30 神の裁きの大変さ。

v31 生木が滅ぼされるなら、枯れ木も、つまり、生木も枯れ木も、徹底的に滅ぼされる。

イエス様に同情的な人でも、自分の罪が大変な問題だ、と分かっていない。

イエスの恵みを受けた人々  v26

v26 <彼らはイエスを引いて行く途中、田舎から出て来たシモンというクレネ人を捕まえ、この人に十字架を負わせてイエスの後から運ばせた。

→ マルコ 15:21 <兵士たちは、通りかかったクレネ人シモンという人に、イエスの十字架を無理やり背負わせた。彼はアレクサンドロとルフォスの父で、田舎から来ていた。

→ ローマ 16:13 <主にあって選ばれた人ルフォスによろしく。また彼と私の母によろしく。

― パウロ ―

今週の聖句  コリントⅡ 5:21 <神は、罪を知らない方を私たちのために罪とされました。それは、私たちがこの方にあって神の義となるためです。

例話 

→ 詩篇 32:3 <私が黙っていたとき 私の骨は疲れきり 私は一日中うめきました。

v4 <昼も夜も 御手が私の上に重くのしかかり 骨の髄さえ 夏の日照りで乾ききったからです。

v5 <私は自分の罪をあなたに知らせ 自分の咎を隠しませんでした。

私は言いました。「私の背きを主に告白しよう」と。

すると あなたは私の罪のとがめを赦してくださいました。

・イエスは、私の罪を、神に義に変えてくださる。

・イエスは、私が赦せない人の罪も、神に義に変えてくださる。