ダニエル 6:1-28 小牧ホープチャペル
「獅子の穴のダニエル」 藤野純一
絶体絶命の時に、どう対応したらいいのでしょう?
時: BC539年。5章の最後で、(当時世界最強の)バビロニア帝国が滅び、メディアとペルシャの王国連合が中東を支配。その直後。
所: バビロン(イラク)。
ダニエルはどんな人?
v1 <ダレイオスは、全国に任地を持つ百二十人の太守を任命して国を治めさせるのがよいと思った。
v2 <彼らの上にダニエルを含む三人の大臣を置いた。>
ダニエルは、バビロンに捕囚されたBC605年に、16歳とすると、66年後のBC539年には、82歳。
v3 <ダニエルは、ほかの大臣や太守よりも際立って秀でていた。彼のうちにすぐれた霊が宿っていたからであった。>
→ ヨハネⅠ 4:13 <神が私たちに御霊を与えてくださったことによって、私たちが神のうちにとどまり、神も私たちのうちにとどまっておられることが分かります。>
<そこで王は、彼を任命して全国を治めさせようと思った。>
v4 <大臣や太守たちは、国政についてダニエルを訴える口実を見つけようとしたが、何の口実も欠点も見つけられなかった。>
<彼は忠実で、何の怠慢も欠点も見つからなかったのである。>
→ エペソ 2:10 <実に、私たちは神の作品であって、良い行いをするためにキリスト・イエスにあって造られたのです。神は、私たちが良い行いに歩むように、その良い行いをあらかじめ備えてくださいました。>
v5 <彼の神の律法のことで見つけるしかない。>
ダニエルは聖書に従うので、聖書の教えに従うと、国の法律に違反するように、法律を作ることで。
v7 <今から三十日間、王よ。いかなる神にでも人にでも、あなた以外に祈願をする者は、だれでも獅子の穴に投げ込まれる、と。>
ダニエルの対応
v10 <ダニエルは、その文書に署名されたことを知って自分の家に帰った。その屋上の部屋はエルサレムの方角に窓が開いていた。彼は以前からしていたように、日に三度ひざまずき、自分の神の前に祈って感謝をささげていた。>
v11 <すると、この者たちが押しかけて来て、ダニエルが神に祈り求め、哀願しているのを見つけた。
v12 <王よ。王は今から三十日間、いかなる神にでも人にでも、あなた以外に祈願する者は、だれでも獅子の穴に投げ込まれるという禁令に署名されたのではありませんか。>
v13 <ユダからの捕虜の一人ダニエルは・・・>
<日に三度、自分勝手な祈願をしております。>
ダレイオス王の対応
① できることをすべてしようとする。
v14 <王は非常に憂い、ダニエルを救おうと気遣った。・・・日没まで手を尽くした。>
② ダニエルの神に頼る。
v16 <王は命令を出し、ダニエルは連れて来られて、獅子の穴に投げ込まれた。>
<おまえがいつも仕えている神が、おまえをお救いになるように。>
v18 <王は宮殿に帰り、一晩中断食をした。>
v19 <王は夜明けに日が輝き出すとすぐ、獅子の穴へ急いで行った。>
v20 <「生ける神のしもべダニエルよ。おまえがいつも仕えている神は、おまえを獅子から救うことができたか。」>
神の対応
v21 <王よ。永遠に生きられますように。>
v22 <私の神が御使いを送り、獅子の口をふさいでくださったので、獅子は私に何の危害も加えませんでした。>
<それは、神の前に私が潔白であることが認められたからです。>
→ ヨハネⅠ 1:9 <もし私たちが自分の罪を告白するなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、私たちをすべての不義からきよめてくださいます。>
v23 <彼に何の傷も認められなかった。彼が神に信頼していたからである。>
ダレイオス王の宣言
v26 <私はここに命じる。私の支配する国においてはどこででも、ダニエルの神の前におののけ。この方こそ生ける神、永遠におられる方。その国は滅びることなく、その主権はいつまでも続く。>
・・・今週の聖句
ネブカドネツァル王の宣言
→ 4:37 <今、私ネブカドネツァルは、天の王を賛美し、あがめ、ほめたたえる。そのみわざはことごとく真実であり、その道は正義である。また、高ぶって歩む者をへりくだらせることのできる方である。>