ルカ 2:1-20 小牧ホープチャペル
「神に栄光、人に平和」 藤野純一
イエス・キリストの誕生はいつか? v1-2
<ローマ皇帝アウグストゥス> (BC27年-AD14年)
「ヘロデ大王」 (BC37年-BC4年春) (マタイ 2:1)
→ ルカ 3:23 <イエスは、働きを始められたとき、およそ三十歳で、> AD26年頃
⇒ イエス・キリストの降誕(誕生)は、紀元前5年頃。
<キリニウスがシリアの総督> この頃。 住民登録がいつかは分からない。
紀元前5年の10月頃であろう。 -聖書から-
ヒント
バプテスマのヨハネの父、ザカリヤは、神殿で仕える祭司たちの「アビヤの組」に属していた。
→ ルカ 1:5 <ユダヤの王ヘロデの時代に、アビヤの組の者でザカリヤという名の祭司がいた。>
祭司の組分けは、ダビデの時代に
→ 歴代誌Ⅰ 24:7-19 <第一のくじは、エホヤリブに当たった。第二はエダヤに、第三はハリムに、第四はセオリムに、第五はマルキヤに、第六はミヤミンに、第七はハ・コツに、第八はアビヤに、・・・第二十四はマアズヤに当たった。これらが主の宮に入って奉仕するために登録された者たちで、・・・>
・ユダヤ暦第一の月の前半 第一の組
・ユダヤ暦第四の月の後半 第八のアビヤの組
ザカリヤは、<やがて務めの期間が終わり、彼は自分の家に帰った。>(ルカ1:23)
・第五の月の初め 妻エリサベツはヨハネをみごもった。 5ヵ月間引きこもる。
・第十の月の初め エリサベツが妊娠6カ月目の初め(ルカ1:24-26)に、
イエスの母、マリアが、受胎告知を受けて、身ごもった。
マリヤの妊娠期間280日(30日×9カ月+10日)を足すと、
・翌年の第七の月の中頃。イエスの誕生。 ・・・ 太陽暦では(+2.5)、 9月末から10月初め頃。
どんな意味が?
第七の月の15日-22日 「仮庵の祭り」 ⇐ 出エジプト後、荒野でテントに住んだことを記念。
→ ヨハネ 1:14 <ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。>
※ 第一の月の14日の日没から 「過越の祭り」 (3月の終わりから4月初め頃。)
出エジプトの時、子羊を身代わりに殺すことで、死の裁きを免れる。
→ ヨハネ 1:29 <ヨハネは自分の方にイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の子羊。」>
v4 ヨセフの先祖の出身の町、ベツレヘムへ
v7 イエス・キリストの誕生
天使のメッセージ v10-11
v10 <恐れることはありません。この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。>
v11 <今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。>
→ ルカ 24:46 <こう言われた。「次のように書いてあります。『キリストは苦しみを受け、三日目に死人の中からよみがえり、>
→ ルカ 24:47 <その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、あらゆる国の人々に宣べ伝えられる。』 >
天使たちの賛美 v13-14
v13 <すると突然、その御使いと一緒におびただしい数の天の軍勢が現れて、神を賛美した。>
v14 <「いと高き所で、栄光が神にあるように。地の上で、平和が、みこころにかなう人々にあるように。」>
<栄光が神に>
→ 創世記 1:26-27 <神は仰せられた。「さあ、人をわれわれのかたちとして、われわれの似姿に造ろう。こうして彼らが、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地の上を這うすべてのものを支配するようにしよう。」 神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして人を創造し、男と女に彼らを創造された。>
私たちの人格の中に、神が、ご自身を表わしてくださる。
<地の上で、平和が> 当時、「パックス・ロマーナ」 力による平和と繁栄。
<みこころにかなう人々に> 「みこころにかなう」 = 原語: 良い思い
→ エペソ 2:10 <実に、私たちは神の作品であって、良い行いをするためにキリスト・イエスにあって造られたのです。神は、私たちが良い行いに歩むように、その良い行いをあらかじめ備えてくださいました。> ・・・ 2020年教会標語
v15 <主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見届けて来よう。>
v20 <見聞きしたことがすべて御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。>
今週の聖句 ルカ 2:14 <「いと高き所で、栄光が神にあるように。地の上で、平和がみこころにかなう人々にあるように。」>